「ポジション不足」の未分類取引解消方法

このページでは「ポジション不足」の未分類取引について説明いたします。

目次

  1. 未分類取引とは
  2. ポジション不足とは
  3. ポジション不足の原因と確認方法
  4. ポジション不足の解消方法

STEP1 未分類取引の確認

STEP2 取引履歴を追加する(クリプタクトのアシスタント機能をご利用の方)

STEP2 取引履歴を追加する

 

1.未分類取引とは

クリプタクトでは、公開している計算方法と市場価格を用いて実現損益を計算しております。ただし、アップロードしていただいた全ての取引を集計する過程で、取引履歴の情報不足のためクリプタクトが処理出来なかった取引は、未分類取引として損益計算から除外されます。未分類取引は、エラーではなく警告として表示されております。

未分類と表示されている取引は、損益計算から除外されるため、最終的な結果が本来のものと大きく異なる可能性があります。必ず未分類取引を解消して下さい。

2.ポジション不足とは

システム上保有しているコイン枚数以上の取引履歴がアップされた時に、注意喚起として「ポジション不足」と表示し、未分類取引として計算から除外しています。
例えば、システム上1ETHしか保有していない状態で2ETHを売却する取引がアップされた場合、1枚しか保有していないETHを2枚売却することは理屈上あり得ないため「ポジション不足」となります。

3.ポジション不足の原因と確認方法

取得履歴の不足がある場合は、何がもれているのか、以下に沿ってもう一度考えてみましょう。

1) 他に利用した取引所はないか?

✔ これまでに利用した取引所は本当にこれで全部でしたか?
✔ 仮想通貨取引を始めてから現在までに、利用した取引所の履歴を全てアップしましたか?
✔ 昔使っていたけど今は使ってない取引所の分も、取引履歴を全てアップしましたか?

2) 取引所以外ではどうか?

✔ 誰かから無料でもらったことはないか(無料配布、エアドロップ、ボーナス獲得など)?

 

3)取引所ごとに、時系列で追ってみる

取引所ごとに絞って、取引一覧を古い順から見てみましょう。この取引所で今までに行った取引で、抜けている取引はないですか?取引所によっては、売買取引以外は自動で取り込まれない取引もあるので注意しましょう。

▼取引一覧の「ソース」より、取引所ごとに履歴を抽出

各取引所の自動対応状況は、以下のヘルプページをご確認ください。(随時アップデート)
取引履歴の自動対応状況

 

4)コインごとに、時系列で追ってみる

コインごとに絞って、取引一覧を古い順から見てみましょう。このコインをどこかほかの取引所で買ったりもらったりしたことはありませんでしたか?もしかすると、その取引所が抜けているのかもしれません。

▼取引履歴一覧の「コインペア」より、コインごとに履歴を抽出

 

4.ポジション不足の解消方法

【注意】未分類取引は必ず日付の古い取引日時から解消するようにしましょう。

未分類取引は計算から除外されているため、それにより後の取引も連鎖的に未分類取引になっていることもございます。そのため、最も日時の古い未分類取引から解消していただくと、その後の未分類取引も連なって解消される場合がございます。

 

取得履歴の不足が思い出せたら、実際に取引履歴を追加してみましょう。


STEP1: 未分類取引の確認

「取引一覧」ページ上の「ステータス」「未分類取引」→「ポジション不足の取引」→「適用する」をクリックし、フィルターをかけて未分類取引のみを表示させます。

「日時」で並び替えをし、一番古い日付の未分類取引から確認する。

スクリーンショット

▼該当の取引をクリックすると、以下のように未分類取引の詳細が確認できます。

スクリーンショット

例えば:上記のETHのポジション不足の際に、以前に0.01ETHをキャンペーンでもらった履歴が抜けていることに気付いた。また、ダウンロードしたファイルにはそのキャンペーン履歴の記載がなかったためにカスタムファイルで該当の取引をアップする必要があります。

 

STEP2: 取引履歴を追加する(クリプタクトのアシスタント機能をご利用の方)

STEP2.1

画面右上の「ステップ●/●」または、「アシスタントに移動」ボタンをクリックすると、アシスタント(※1)画面に移動できます。(※1)「アシスタント」機能の詳細はこちらのニュースをご参照ください。

スクリーンショット

STEP2.2

「未分類取引を解消しましょう」「解消する」をクリックします。

スクリーンショット

STEP2.3

「ウィザードの開始」をクリックしましょう。

▼以下の画面では、未分類取引の主な要因を表示しています。この例では、「ポジション不足」による未分類取引が含まていることを案内しており、計算上保有しているコイン以上の使用履歴がアップされているため、不足しているコインについて取引履歴が全てアップされているか再度確認していただくよう案内をしています。

スクリーンショット

STEP2.4

「ウィザード」が開始されると、自動的に日付の古い未分類取引が画面上に表示され、1件づつ不足分の履歴を追加していきます。

▼以下の例では、ETHの保有枚数以上の売却取引によるポジション不足の「未分類取引」が発生しています。この場合、不足している取引履歴を追加する際には、ご自身が希望する処理方法に応じて、4つの項目から選択してください。なお、やはりどうしても取得履歴が思い出せない場合は、「いつ/どのようにコインを取得したか分からない」を選択いただくと、指定した日時/価格での購入となります。

▼DeFi取引やDeFiトークンでポジション不足が発生している場合も同様に、不足分の履歴を追加していきます。 

【注意点】
いつ/どのようにコインを取得したか分からないを選択された場合

指定した日時/価格での購入の処理となります。あくまでやむを得ない場合に近似値として結果を出す不正確な方法であり100%正しい損益結果にならないことはご留意ください。またこの処理が認められるかどうかは、税務署の判断となる点ご了承ください。

STEP2.5 

4つの中から不足分をどのような処理で追加したいか選択し、「新規取引として登録」をクリックします。

▼以下は「買い」取引を選択した場合です、入力内容を確認した上で「新規取引として登録」をクリックします。

 

STEP2: 取引履歴を追加する

「アシスタント」機能を利用せずに、直接取引一覧画面から取引履歴を追加する場合は、以下のヘルプページを御確認ください。

【取引履歴の追加方法】
画面から手動で取引履歴を追加・削除する方
取引履歴の追加/アップロード方法

【処理方法】
カスタムファイルの作成方法
取引種類別の計算方法

※DeFiトークンの履歴を追加する場合は、USER-●●●で記載ください。●●には、DeFiトークンのシンボルを記載します。シンボルの確認方法は「「DeFiトークン」とは」をご参照ください。