このページではDeFi(ディファイ)機能の基本的な使い方についてご紹介します。
クリプタクトでは、ウォレット単位ではなくブロックチェーン単位で対応しております。
特定のウォレットに対応しているかどうかではなく、そのウォレットが利用しているブロックチェーンがクリプタクト対応ブロックチェーンに含まれているかによって、取引の自動反映が可能かどうかが決まります。
詳細は、こちらのページをご確認ください。
2. ウォレットアドレスの追加
3. 要識別取引とは
4. 要識別取引の解消方法
4.1 要識別「入出金履歴」の解消
4.2 要識別取引:「リスク取引」の解消
4.3 要識別取引:「不明取引」の解消
4.4 要識別取引:「その他」の解消
6. 取引一覧の確認
1. DeFi取引の自動対応機能について
ウォレットアドレスを追加すると、クリプタクトの対応ブロックチェーンにおいて、ウォレットアドレス内の取引履歴をクリプタクトに反映し、システムが識別できる取引については自動で識別し、取引内容を反映し、損益計算を自動で行います。これに対し、自動で識別できなかった取引や、DeFi取引以外の入出金取引については、「要識別」として分類されるため手動で識別を行います。
※お客様のDeFi取引を100%自動対応するものではなく、自動判別できない取引については手動で取引種類を選択することになりますが、入出金履歴から取引を判別してカスタムファイルに記載していく作業はかなり軽減できるものかと存じます。
1.1 クリプタクトの対応ブロックチェーン
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Arbitrum(アービトラム)
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Astar (アスター)※Astarに関しては、まずはEVMのウォレットで対応を開始いたしました
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Avalanche(アバランチ)
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Base(ベース)
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Berachain(ベラチェーン)
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Blast(ブラスト)
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BNB Chain/BNB Smart chain(BSC)
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DeFiVerse
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Ethereum(イーサリアム/ETH)
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Fantom(ファントム)
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Oasys(オアシス)
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Optimism(オプティミズム)
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Polygon(ポリゴン)
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Polygon zkEVM
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Solana(ソラナ)
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ZKsync Era
他のブロックチェーンへの対応も順次進めてまいります:
クリプタクトの未対応ブロックチェーンだったため、カスタムファイルですでに履歴をアップしていた方で、その後クリプタクトの対応ブロックチェーンになった場合は、データ確定機能をご利用いただければ、特定の年度末までのデータを確定し、それ以降の履歴のみをウォレットアドレスで同期し履歴を反映することが可能です。詳細は次のヘルプページをご確認ください。DeFi:未対応ブロックチェーンだったためカスタムファイルで履歴を追加したが、後に対応チェーンとなった場合の対応
1.2 DeFi取引内容の自動識別率テスト
実際に手動での対応がどの程度必要になるのか、プラン購入前に自動識別率の確認ができるよう、「DeFi取引内容の自動識別率テスト」をご用意しております。
1.3 DeFi機能の対応状況・アップデート状況
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Solana(ソラナ)チェーンでの対応開始!(2025/2/18)
ソラナチェーンの対応を開始しました。詳細はこちらのニュースページをご確認ください。なお、ソラナチェーンにおける「要識別」取引について、クリプタクト上で提案されている取引種類を選択しても「要識別」が解消されない場合や、スワップの履歴であるにも関わらず「スワップ/NFT売買」が選択できず「要識別」が解消されない場合は、トランザクションハッシュをサポートまでお送りください。詳細を確認させていただきます。 -
OpenSea(オープンシー)でのNFT取引に自動対応開始(2023/8/18時点)
複数のNFTを1回の決済で購入/売却した場合の履歴にも対応を開始しました(2024/3/4時点)。ただし、取引によっては特殊なケースもあるため、サポートまでご連絡をいただければ都度確認し改善していく予定です。詳細は、DeFi取引一覧において、複数NFTを一回の決済で取引された場合の対応方法をご確認ください。
その他
- NFT同士の交換の履歴については、損益計算上どのように計算すべきか明確なルールが存在していないため自動対応していません。NFT取引を手動で入力する場合は「NFT取引の入力方法」をご参照ください。
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現時点では、 dydx, NFT関連の自動識別には完全には対応しておりませんため、「DeFi取引一覧」にて該当取引の取引種類は「除外」をお選びいただき、カスタム取引で取引をアップしてください。(今後自動識別できるように対応いたします)詳細は「DeFi取引の計算方法のご紹介とカスタムファイルでの記載方法」をご参照ください。
- 2023/3/16時点で、Avalanche(アバランチ)でのERC1155の対応を一時停止しております。
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Arbitrumを含む複数チェーンにおいて一部履歴の反映にタイムラグが発生している状況を確認致しました。履歴の反映にお時間がかかることが予測されるため、お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、日にちをおいて同期をお試しいただけますようお願いいたします。2日以上履歴の反映にお時間がかかる場合は、サポートデスクまでご連絡ください。(2024年5月7日)
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Avalancheの一部履歴においてAPIで情報が配信されていないことを確認しております。一部履歴について取得できるよう開発側で対応を進めておりますが、現時点では具体的なアップデートの日程についてお伝えすることが難しいため、お急ぎの場合は、該当の取引履歴を取引一覧上でコンバートいただき編集いただくか、またはDeFi取引一覧上で取引履歴を「除外」いただき、カスタムファイルで必要な情報を追加ください。
- DM2 Verseの終了に伴い、クリプタクトのDeFi機能サポートを下記スケジュールに従って終了いたします。
サポート終了日: 2025年2月12日9:00
サポート対象取引: 2024年12月31日23:59までに発生したトランザクション
- Astar zkEVMの終了に伴い、クリプタクトのDeFi機能サポートを下記スケジュールに従って終了いたします。
サポート終了日: 2025年4月1日 9:30 AM UTC
サポート対象取引: 上記日時までに発生したトランザクション
- Chain Verse, GESO Verse, Saakuru Verse, Yooldo Verseにおいて、クリプタクトのDeFi機能サポートを、2025年5月6日をもって終了いたしました。
2. ウォレットアドレスの追加
それでは、クリプタクトにログインし、実際に機能を使ってみましょう!
まず、DeFiに使用したウォレットアドレスを追加してください。ウォレットアドレスを追加すると、ウォレットで行った全入出金履歴情報をシステムが自動で読み込みます。ウォレットアドレスの追加方法は接続方法は以下をご参照ください。
ウォレットアドレス追加後は、DeFi取引一覧上で取引履歴を確認しましょう。
画面右上でチェーンを切り替えで、履歴を表示することができます。
3.要識別取引とは
システムがウォレットアドレスに紐づくトランザクションを解析し、関連するスマートコントラクトを特定します。それぞれの入出金がどういった取引を背景に行われたか、システムが識別できる取引については自動で識別し、取引内容を反映し、損益計算が自動的に行われます。これに対し、自動で識別できなかった取引や、DeFi取引以外の入出金取引については、「要識別」として分類されます。「要識別」取引は損益計算から除外されているため、手動で識別を行い必ず解消しましょう。
「要識別」取引を確認するには、「DeFi取引一覧」ページの絞り込み機能で「要識別」→「すべて」を選択し、要識別の取引のみを表示させます。
要識別取引は4種類あります:
1. 要識別「入出金」・・ウォレットの入出金履歴です。
- 取引所からウォレットへの入金・出金
- ウォレットからのICO参加
- DeFiとは関係のない、エアドロップやハードフォークなどによる仮想通貨の取得
- 個人間でのウォレットを介した仮想通貨の売買
2. 要識別「リスク取引」・・暗号資産ユーザーのウォレット内には、フィッシングサイトへ誘導する目的のエアードロップなどのリスクのある取引が、投資家本人も意図せずウォレットに入金されてしまいます。こうした可能性のある取引履歴を「リスク取引」として表示しています。(※本機能はトークンの価値を判断するものではございません。本機能は価格の付いていないトークンにのみご利用いただける機能であり、価格の付いているトークンは「ボーナス」として損益計算を行っていただく必要があります。そのため、リスク取引の除外は利用者ご自身の責任において行っていただくようご注意願います。)スキャムトークン(一方的に送られてきた見覚えが無いトークン)
3. 要識別「不明」・・システムが自動で取引内容を識別できなかった取引です。システムはスマートコントラクトを参照し、どういった取引に基づく入出金かを自動識別しますが、識別できなかったものは、要識別の「不明」として検出されます。
4. 要識別「その他」・・システムがスマートコントラクトを特定したものの、何らかの変則的な要素があるために自動識別ができない場合や、お客様によって整合性を欠く編集がされたために正しく反映できなかった取引履歴です。
- 入出金の詳細に「出金」の履歴しかない状態で、「スワップ」(仮想通貨同士の交換)を選択した場合
- 入出金の詳細に「入金」の履歴しかない状態で、「出金」に該当する取引種類を選択した場合
- 流動性供給の開始がない状態で流動性供給の解除を選択した場合
- 複数コインをスワップした場合(この場合は、2.1を参考にカスタムファイルを作成、アップロードする。その後、もとの取引は除外し同期を行う)
※DeFi 取引を自動識別するために、DeFiにおける各トランザクションが損益計算上どういった取引種類に該当するか、日々「辞書作り」を行っています。従って、後日ウォレットアドレスを再度同期すると、要識別だった取引について識別できるようになっていることもありえます。但し、ご自身で要識別の取引種類を選択したものについては、そちらの取引種類を優先して損益計算が行われます。
4.要識別取引の解消方法
4-1. 要識別「入出金」の解消
取引内容を識別させるため、入出金の理由を手動で選択して、要識別を解消しましょう。
まずはアシスタント画面に移動しましょう。(※1)「アシスタント」機能の詳細はこちらのニュースをご参照ください。
アシスタント画面に移動したら、「足りていない情報を追加しましょう」の「DeFi取引における要識別を解消しましょう」にて、「識別する」をクリックする。
すると、以下のように自動で「入出金」の要識別のみがDeFi取引一覧上で表示された状態になります。
補足:「アシスタント」画面に移動しないで、DeFi取引一覧上の絞り込み機能で「要識別」→「入出金」を選択し、入出金の要識別取引のみを表示させることもできます。
次に、各取引について、入出金が行われた理由を「資金移動・購入・ボーナス・除外」から選択しましょう。「ページ内一括編集」をクリックするとページ内に表示されている入出金を一括で編集することが可能です。
どの取引種類を選択すればわからない場合は、以下のヘルプページを参照ください。
入出金の理由を選択したら、「同期する」をクリックし、選択した内容を反映させましょう。
4-2. 要識別「リスク取引」の解消
取引内容を識別させるため、取引種類を手動で選択して、要識別を解消しましょう。
まずはアシスタント画面に移動しましょう。(※1)「アシスタント」機能の詳細はこちらのニュースをご参照ください。
アシスタント画面に移動したら、「足りていない情報を追加しましょう」の「DeFi取引における要識別を解消しましょう」にて、「識別する」をクリックする。
すると、以下のように自動で「リスク取引」の要識別のみがDeFi取引一覧上で表示された状態になります。
補足:なお、「アシスタント」画面に移動しないで、絞り込みから手動で「要識別」→「リスクあり」を選択し、「リスクあり」の要識別取引のみを表示させることもできます。
次に、各取引について「ボーナス・除外・その他」から選択しましょう。「ページ内一括編集」をクリックするとページ内に表示されているリスク取引を一括で編集することが可能です。
どの取引種類を選択すればわからない場合は、以下のヘルプページを参照ください。
選択が終わったら「同期する」をクリック。選択された内容が反映されて、「要識別」が解消され、「識別済み」に更新されます。
4-3. 要識別:「不明取引」の解消
取引内容を識別させるため、取引種類を手動で選択して、要識別を解消しましょう。
まずはアシスタント画面に移動しましょう。(※1)「アシスタント」機能の詳細はこちらのニュースをご参照ください。
「DeFi取引における要識別を解消しましょう」で「識別する」をクリックする。
すると、以下のように自動で「不明」の要識別のみが取引一覧上で表示された状態になります。
補足:なお、「アシスタント」画面に移動しないで、絞り込みから手動で「要識別」→「不明」を選択し、不明の要識別取引のみを表示させることもできます。
各要識別の取引について、取引種類を選択しましょう。もしくは「一括編集」をクリックするとページ内に表示されている「不明取引」を一括で編集することが可能です。
▼「提案」に可能性の高いと思われる取引種類が表示されます。適用したい場合は、「承認」をクリック。※必ず自身で取引内容を確認してください。
提案されている取引種類を選択しているにも関わらず、要識別が解消できないイレギュラーなケースがあります。そのような場合は、お手数ですが該当の履歴は「除外」いただき、別途カスタムファイルで別途履歴をアップいただけますようお願いいたします。
▼提案の取引種類ではない場合、以下の取引種類から選択してください。
※DeFiトランザクション欄のリンク・取引詳細欄も参考にして、選択ください。
どの取引種類を選択すればわからない場合は、以下のヘルプページを参照ください。
不明の取引種類を選択したら、「同期する」をクリック。選択された内容が反映されて、「要識別」が解消され、「識別済み」に更新されます。
4-4.要識別:「その他」の解消
取引内容を識別させるため、取引種類を手動で選択して、要識別を解消しましょう。
まずはアシスタント画面に移動しましょう。(※1)「アシスタント」機能の詳細はこちらのニュースをご参照ください。
「DeFi取引における要識別を解消しましょう」で「識別する」をクリックする。
すると、以下のように自動で「その他」の要識別のみが取引一覧上で表示された状態になります。
補足:なお、「アシスタント」画面に移動しないで、絞り込みから手動で「要識別」→「その他」を選択し、不明の要識別取引のみを表示させることもできます。
各要識別の取引について、取引種類を「ボーナス、損失/費用・・・」から選択しましょう。DeFiトランザクション欄のリンクや、取引詳細欄も参考にして、選択ください。
どの取引種類を選択すればわからない場合は、以下のヘルプページを参照ください。
取引種類を選択したら、「同期する」をクリック。選択された内容が反映されて、「要識別」が解消され、「識別済み」に更新されます。
要識別取引がすべて解消されると、「アシスタント」機能をご利用の方には以下のメッセージが表示されます。「全て」をクリックすると、DeFi取引の一覧をご確認いただくことが可能です。
5.識別済みDeFi取引の編集方法
識別済みのDeFi取引の取引種類を手動で編集したい場合は、以下の手順に従って編集してください。システムにより自動識別された取引も、手動で識別した取引のいずれも、以下の方法により後から編集可能です。
手順1. 編集したいDeFi取引を選択する。「識別済み」をクリックすると、システムにより自動識別されたものと、手動識別されたもの(手動で取引種類を選択したもの)でフィルターをかけることが可能です。
手順2. 該当履歴の「編集」ボタンをクリックする。
手順3. 適用したい取引種類を選択する
手順4. 「すべてを同期する」をクリックする。
手順5. 編集後の取引種類が反映されます。
6.取引一覧の確認
「DeFi取引一覧」で要識別を全て解消したら、「取引一覧」ページでDeFi取引を含めた全ての取引履歴を確認しましょう。取引一覧画面上に「一部の取引が損益計算から除外されています」という案内が表示されている場合は、引き続き「DeFi取引一覧」で「要識別取引」が発生しているか、または「取引一覧」で「未分類取引」が発生しています。(「アシスタント」に移動し確認しましょう)
免責
利用規約にありますとおり、算出された損益結果についてクリプタクトは一切責任を負いません。また、今回の内容はあくまで暫定的な取扱いについて述べたものであり、個別の状況は加味しておりません。税務上のご不明点につきましてはご自身の税理士にご確認くださいますようお願い致します。