DeFi取引一覧において、複数NFTを一回の決済で取引された場合の対応方法

こちらのヘルプページでは、DeFi取引一覧において、複数のNFTを一回の決済で取引された場合の対応方法について説明します。

クリプタクトでは、2024年3月にOpenSea(オープンシー)での複数NFTの取引履歴に自動対応しました。なお、2024年3月25日以降の取引はSeaport1.6を利用している可能性があり、これらの取引にも2024年7月16日から対応を開始いたしました。ただし、取引によっては特殊なケースもあるため、サポートまでご連絡をいただければ都度確認し改善していく予定です。

また、オープンシーの場合は各NFTの価格情報が配信されているため自動対応していますが、その他のサービス等では価格情報が取得できないことがあります。この場合の対応については、国税庁からの明確な指針はありません。このヘルプページでは、あくまでオープンシー以外のサービスでの履歴に対する手動での対応方法を紹介していますが、必ずご自身で担当の税務署や税理士にどのように対応すべきかご確認ください。

以下は、DeFi取引一覧画面で「スワップ/NFT売買」として自動識別された、オープンシーの取引履歴になります。

DeFi.webp

取引一覧画面でも、以下の通り複数NFTとETHの取引として反映しております。

テストdefi.webp

上記は自動識別ができている取引履歴の例になりますが、上記のように自動識別できなかった履歴については、手動で履歴を反映していただく必要があります。

手動で履歴を反映する方法について、以下の2通りがあります。すでに反映されているDeFi取引を手動で修正できる「コンバート機能」を使う方法のほうが、カスタム取引としてアップロードする方法よりも作業が軽減できるかと存じます。

 

1. コンバート機能を利用する方法

1)「取引一覧」画面上で当該取引を選択し、「コンバート」を行う。詳細なステップは以下ヘルプページをご参照ください。
コンバート機能の使い方

(例えばETH支払いで3つのNFTを1回の決済で購入した場合、全てのETHを使って1つ目のNFTを購入したという履歴と、残りの2つのNFTをそれぞれ価格0で購入したという履歴で反映されている可能性がございます。)


2)「コンバート」により生成された各取引を編集し、それぞれに割当価格を入力して保存下さい。

 

2. カスタム取引としてアップロードする方法

1) 当該取引は「DeFi取引一覧」画面上で「除外」を選択

2) カスタム取引として各NFTの取引を別途アップロード

 

例1:10ETHでA・B・Cの3個のNFTを購入した。

トランザクション上では、A・B・Cの個々の価格は反映されないが、自身では以下の価格で購入したことが分かっているので、カスタムファイルに記載し、履歴をアップする。
A=2ETH、B=2ETH、C=6ETH

▼NFT(A)を2ETHで購入

日時 種類 ソース 主軸通貨 取引量 価格 決済通貨 手数料 手数料通貨 コメント
取引日時 BUY 任意 A(※1) 1 2(※2) ETH 0 JPY 任意

▼NFT(B)を2ETHで購入

日時 種類 ソース 主軸通貨 取引量 価格 決済通貨 手数料 手数料通貨 コメント
取引日時 BUY 任意 B(※1) 1 2(※2) ETH 0 JPY 任意

▼NFT(A)を6ETHで購入

日時 種類 ソース 主軸通貨 取引量 価格 決済通貨 手数料 手数料通貨 コメント
取引日時 BUY 任意 C(※1) 1 6(※2) ETH 0 JPY 任意

(※1)NFTは DeFiトークンで表現してください。
(※2)主軸通貨1枚当たりの決済通貨価格を記載。

例2:10ETHで5個のNFTを購入。各2ETHで購入し、それぞれを別のNFTとして認識させずにまとめてアップしたい。

国税庁より、明確な指針がないため、NFTを個別に管理せず、まとめて管理することが認められるかは自身で税務署や、担当の税理士にご確認ください。

▼NFT5個を各2ETHで購入

日時 種類 ソース 主軸通貨 取引量 価格 決済通貨 手数料 手数料通貨 コメント
取引日時 BUY 任意 A(※1) 5 2(※2) ETH 0 JPY 任意

(※1)NFTは DeFiトークンで表現してください。

(※2)主軸通貨1枚当たりの決済通貨価格を記載。