このページでは、DeFi機能の「分類ルール」機能についてご紹介します。
分類ルールを使うと、よく送金するアドレスごとに取引種類をあらかじめ設定しておき、そのアドレスとの送金をまとめて分類できます。
1.分類ルール機能とは
ご自身の別のウォレットや取引所、エアドロップの配布元など、同じアドレスとの送金が多い場合、要識別取引の「入出金」を1件ずつ選択するのは手間がかかります。
分類ルールは、送金の相手先アドレスごとに、入金・出金それぞれの取引種類を設定できる機能です。ルールを設定すると、お客様のウォレットとそのアドレスの間の送金が、次回のウォレット同期時にすべて分類されます。
- すでにある送金だけでなく、今後発生する送金にも自動で適用されます。
- 入金と出金で、別々の取引種類を設定できます。
- 設定したルールは、あとから編集・削除できます。
2.ご利用にあたっての留意点
- 対応チェーン:EVMチェーン、Solana、Sui でご利用いただけます。Bitcoin・Cardano・Cosmos のチェーンには対応していません。
- 対象の取引:送金(入金・出金)の取引が対象です。スワップや流動性供給などのDeFi取引には適用されません。
- 手動で編集した取引が優先されます:取引一覧で取引種類を手動で選択した取引は、ルールで上書きされません。
- 反映はウォレットの同期時です:ルールの設定・変更・削除は、次回のウォレット同期時に反映されます。同期の方法は DeFi:ウォレットの履歴の取得/アップロード方法「4.ウォレットアドレスの再同期(更新)方法」 をご覧ください。
- データ確定済みの期間には反映されません:データ確定をしている場合、確定日より前の取引はルールで分類し直されません。
- 送金が1件しかないアドレスは一覧に表示されません:「分類するアドレス」には、送金が2件以上あるアドレスが表示されます。送金が1件だけのアドレスは、取引一覧から取引種類を選択してください(DeFi: 「要識別」取引の解消方法 (EVM・Cosmos・Sui ほか)/Solana の場合)。
3.分類ルールの設定方法
1.DeFi取引一覧の「取引一覧」タブを開くと、取引一覧の上に「分類するアドレス」が表示されます。
よく送金するアドレスが、送金の多い順に表示されます。すべてのアドレスを確認する場合は、一覧の下の「全◯件のアドレスを表示」をクリックしてください。
各アドレスには、以下が表示されます。
- アドレス(アドレス帳でラベルを付けている場合はラベルも表示)
- チェーン(クリックすると、そのチェーンのエクスプローラーでアドレスを確認できます)
- 入金・出金それぞれの送金の件数
※アドレスへのラベルの付け方は DeFi:ウォレットアドレスのラベル機能について をご覧ください。
2.ルールを設定したいアドレスの「ルールを設定」をクリックします。
3.「分類ルールを設定」画面で、入金・出金それぞれの取引種類を選択します。
取引種類は「課税対象」と「非課税」に分けて表示されます。各取引種類の内容は「4.設定できる取引種類」をご覧ください。
- ルールを設定しない方向は「ルールなし」のままにしてください。
- そのアドレスとの送金がない方向は「送金なし(ルールなしで保存されます)」と表示されます。今後の送金に備えてルールを設定する場合は、「+ 入金にもルールを設定」(または「+ 出金にもルールを設定」)をクリックしてください。
4.「ルールを保存」をクリックします。「分類ルールを保存しました」と表示されれば設定完了です。
5.ウォレットを同期すると、ルールが取引に反映されます。
※ルールを設定したアドレスは、「分類するアドレス」の一覧に表示されなくなります。設定したルールは「分類ルール」タブで確認できます(「5.分類ルールの確認・編集・削除方法」参照)。
4.設定できる取引種類
ルールで設定できる取引種類は以下のとおりです。損益計算上の処理は DeFiの取引種類別の計算方法 もあわせてご覧ください。
入金
| 取引種類 | 区分 | 概要 | 設定例 |
|---|---|---|---|
| ボーナス | 課税対象 | ステーキング報酬/エアドロップ/その他何らかの報酬として付与された入金 | エアドロップの配布元アドレス |
| 購入 | 課税対象 | 仮想通貨を購入(交換)した/個人から仮想通貨をもらった | ― |
| 資金移動 | 非課税 | ご自身の別のウォレット・取引所からの入金 | ご自身の取引所口座のアドレス |
| 除外 | 非課税 | 資金移動と同じ扱いです(下記※参照) | ― |
出金
| 取引種類 | 区分 | 概要 | 設定例 |
|---|---|---|---|
| 売却/支払 | 課税対象 | サービスや商品の購入など、仮想通貨を使用した出金 | 定期的に支払いをしているサービスのアドレス |
| 交換/贈与 | 課税対象 | 仮想通貨を売却(交換)した/仮想通貨をあげた | ― |
| 損失/費用 | 課税対象 | 何らかの損失/費用計上に該当する出金 | ― |
| 資金移動 | 非課税 | ご自身の別のウォレット・取引所への出金 | ご自身の取引所口座のアドレス |
| 除外 | 非課税 | 資金移動と同じ扱いです(下記※参照) | ― |
※分類ルールの「除外」について
分類ルールの「除外」は、資金移動と同じ扱いになります。ルールで分類した送金を、取引一覧で見分けやすくしたい場合にお使いください。
取引一覧で取引ごとに選択する「除外」(損益計算から除外する処理)とは扱いが異なりますので、ご注意ください。取引ごとの「除外」については、DeFiの取引種類別の計算方法「2.要識別取引の「入出金」(入金)」・「3.要識別取引の「入出金」(出金)」をご覧ください。
5.分類ルールの確認・編集・削除方法
DeFi取引一覧の「分類ルール」タブを開くと、「設定中のルール」に設定済みのルールが一覧で表示されます。
- ルールは、チェーンの種類(EVM・Solana・Sui)ごとにまとめて表示されます。
- ラベルやアドレスでルールを検索できます。
ルールを編集する
- 編集したいルールの「ルールを編集」をクリックします。
- 入金・出金の取引種類を変更し、「変更を保存」をクリックします。
※「ルールなし」に戻すと、その方向のルールは削除され、該当する送金は次回の同期時に既定の分類に戻ります。
ルールを削除する
- 削除したいルールの「ルールを削除」をクリックします。
- 「このルールを削除しますか?」の画面で、削除するルールと対象アドレスを確認し、削除します。
※このルールで分類されている送金は、次回の同期時に既定の分類に戻ります。手動で編集した取引には影響しません。ルールはいつでも再設定できます。
6.ルールで分類された取引の確認方法
ルールで分類された取引には、取引一覧で「ルール」の表示が付きます。カーソルを合わせると「このDeFi取引は送金分類ルールにより分類されました。」と表示されます。
また、取引一覧の絞り込みで「識別済み」→「ルール識別」を選ぶと、ルールで分類された取引だけを表示できます。
※取引の詳細には、どのルールで分類されたかは表示されません。相手先のアドレスをもとに「分類ルール」タブでご確認ください。
7.よくあるご質問
Q.ルールを設定したのに、取引の分類が変わりません。
以下をご確認ください。
- ルールを設定した後に、ウォレットを同期していますか?ルールは次回の同期時に反映されます。
- その取引の取引種類を、手動で選択していませんか?手動で選択した取引は、ルールよりも優先されます。
- データ確定済みの期間の取引ではありませんか?確定日より前の取引には反映されません。
- 対応チェーン(EVMチェーン・Solana・Sui)の送金の取引ですか?
Q.「分類するアドレス」から、アドレスが消えました。
ルールを設定すると、そのアドレスは「分類するアドレス」の一覧に表示されなくなります。設定したルールは「分類ルール」タブで確認・編集できます。
Q.分類したいアドレスが「分類するアドレス」に表示されません。
送金が1件しかないアドレスは表示されません。取引一覧から取引種類を選択してください。
また、アドレスの数が多い場合は、送金の多いアドレスから順に表示されます。
Q.「資金移動」と「除外」のどちらを選べばよいですか?
損益計算上の扱いは同じです。ご自身のウォレット・取引所との送金には「資金移動」をお選びください。
Q.Bitcoin・Cardano・Cosmos のチェーンでは使えますか?
現在は対応していません。これらのチェーンの取引は、取引一覧から取引種類を選択してください。