このページでは、未分類取引の対応方法のうち、DeFi(デファイ/分散型金融)取引についての解消方法をご紹介しています。
目次:
1. 未分類取引とは
アップロードしていただいた全ての取引を集計する過程で、クリプタクトが処理出来なかった取引は、未分類取引として損益計算から除外されます。
未分類と表示されている取引は、損益計算から除外されるため、最終的な結果が本来のものと大きく異なる可能性があります。必ず未分類取引を解消して下さい。
2. なぜDeFi取引において未分類取引が発生するのか
DeFi取引において、未分類取引が発生する原因は2つあります。
該当コインの価格欠落が発生する過程についての詳細は、「DeFiトークン」とはをご確認ください。
②該当コインのポジション不足
システム上保有しているコイン枚数以上の取引履歴がアップされた時に、注意喚起として「ポジション不足」と表示し、未分類取引として計算から除外しています。
例えば、システム上1ETHしか保有していない状態で2ETHを売却する取引がアップされた場合、1枚しか保有していないETHを2枚売却することは理屈上あり得ないため「ポジション不足」となります。
3. 未分類取引の確認方法
取引履歴一覧上での確認の方法はこちらをご確認ください。
4. 未分類取引の解消方法
4.1 価格欠落による未分類取引の解消方法
未分類取引は計算から除外されているため、それにより後の取引も連鎖的に未分類取引になっていることもございます。そのため、最も日時の古い未分類取引から解消していただくと、その後の未分類取引も連なって解消される場合がございます。
「コンバート機能」とは、DeFi取引を手動で、編集・除外・削除できる機能となります。
それでは、以下STEPに沿って解消していきましょう!
STEP1: 取引一覧画面で、DeFi取引の未分類取引が発生していることを確認する。
STEP2: 該当取引をクリックし、未分類取引が発生している理由を確認する。(以下の例の場合:「価格データの未取得: FRRJPYの該当する時刻(2022-01-07 16:21:18)の価格を取得できていません。」)
確認後、「編集可能な取引にコンバートする」をクリックする。
そうすると、以下のポップアップが表示されるので、「OK」をクリックする。
STEP3: コンバート待機中の状態になる。コンバートを有効にするため、DeFi取引一覧に移動する。
STEP4: DeFi取引一覧に行き、「すべてを同期する」をクリックする。
→「取引履歴の同期が完了しました。」というポップアップメッセージが表示されることを確認する。
これで、コンバートは完了です。次に、コンバートされた取引を編集します。
STEP5: DeFi取引一覧の「取引種類」のフィルターで、「コンバート」を選択する。
→「コンバート」の対象となった元のDeFi取引が表示されます。
STEP6: 元のDeFi取引をクリックします。
STEP7: 元のDeFi取引そのものは編集できませんが、コンバートによって生成された取引(=「コンバート取引」と呼びます)は編集可能となりますので、クリックします。
STEP8: 生成されたコンバート取引上で、編集・除外・削除が可能になりました。「未分類取引解消」ボタン、または「編集」ボタンをクリックし、価格を入力してください。必要な編集を加えた後、画面右下の「保存」ボタンをクリックして編集を保存して下さい。
4.2 ポジション不足による未分類取引の解消方法
未分類取引は計算から除外されているため、それにより後の取引も連鎖的に未分類取引になっていることもございます。そのため、最も日時の古い未分類取引から解消していただくと、その後の未分類取引も連なって解消される場合がございます。
カスタムファイルの作成方法をご確認ください。
以下の流れに沿って解消しましょう!
STEP1: 全て(DeFiも、DeFi以外も含め)の取引履歴がアップロードされているか確認する。
特に未対応取引所での取引や、対応済取引所での未対応取引など、反映されていない取引がないか、ご確認下さい。
STEP2: 抜けていた取引が見つかった場合は、取引履歴をアップする。クリプタクトで自動対されていない取引については、カスタムファイルをアップする。
例えば以下の例では、BNBを0.21枚売却する取引なのに、保有しているBNBが0.1331575774しか無いため、「ポジション不足」と判断され、未分類取引に分類されます。
※カスタムファイルで履歴をアップする場合について、DeFiトークンは、USER-●●●で記載ください。●●には、DeFiトークンのシンボルを記載します。シンボルの確認方法はこちら