目次
1. 「自動的に生成された仮想通貨建てでの手数料の売却又は購入」とは
2. 手数料の扱いについて
1. 「自動的に生成された仮想通貨建てでの手数料の売却又は購入」とは
仮想通貨で取引手数料を支払った場合に自動で生成される取引となります。これはエラーではなく、お客様側で何かご対応いただく必要もございません。
2. 手数料の扱いについて
- 手数料通貨が法定通貨の場合:手数料通貨が会計通貨(※)と同じ場合は、そのまま手数料として認識されます。手数料通貨が会計通貨でない場合は「 4.法定通貨間の為替レートについて」に従い、取引時点の会計通貨の時価に換算した金額が手数料として認識されます。
(※)会計通貨とは・・損益を計算する際の基軸通貨です。帳簿設定で変更できます。
- 手数料通貨が仮想通貨の場合:支払った手数料を「 2.仮想通貨の時価算出方法」に従い会計通貨に換算し、当該取引の手数料としてクローズ時に差し引きます。クローズ時に手数料を認識させるために以下のように対応しています:
手数料通貨 | 主軸通貨:オープン(※) | 主軸通貨:クローズ(※) |
主軸通貨と同じ |
パターンA |
パターンB |
決済通貨と同じ |
パターンB |
パターンA |
主軸通貨/決済通貨ではない |
パターンA |
パターンB |
(※)オープン取引、クローズ取引とは・・1.1. オープン、クローズの判定手順をご確認ください。
パターンA:
- 手数料分の会計通貨換算額が主軸通貨の平均取得単価に組み込まれる。①
- 手数料通貨の時価での売却履歴が自動生成され実現損益が発生する。②
パターンB:
- 手数料分の会計通貨換算額が該当取引の実現損益から差し引かれる。
- 手数料通貨の時価での売却履歴が自動生成され実現損益が発生する。
なお、取引の種類が「損失/LOSS」や「価格が0円でのボーナス」の取引において、仮想通貨での取引手数料を記載された場合、その時点で手数料も損失計上される処理となります。合計の損益は一致します。
3. なぜ取引手数料を売却させるのか
例えばですが、BTCを使ってETHを購入する際に取引手数料を1枚のBNBで支払い、手数料を日本円換算すると1000円だったとします。この場合、1000円分の手数料はETHの取得原価に含まれます(上記①)。
ただ、ご自身のBNBの平均取得単価が100円だった場合、本来ここで900円の利益が計上されます。この処理を行うために、自動で1枚のBNBの時価での売却の履歴を自動生成しています。該当取引は種類「手数料通貨の売却」として表示されます(上記②)。
なお、自動生成される「手数料通貨の売却」の履歴については取引件数としてはカウントしません。よって手数料の支払の履歴が生成されることによりプランのアップグレードが求められることはございません。