仮想通貨でチップ(TIP)を送ることができるサービスがありますが、チップで使用した履歴について、取引履歴一覧上ではチップとして表示されます。
計算方法について、2021年6月に国税庁「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」の16にて無償譲渡に関して明記されたため、これに合わせてチップの計算ロジックを以下の通り変更しています。なお、チップを無償譲渡と同様の処理とすべきかどうかは、最終的には担当の税務署判断となる点ご了承ください。
チップを渡した日時 | チップの計算ロジック |
2020年12月31日 23:59:59まで | 損益に影響のない形でポジションのみ減少 |
2021年1月1日 0:00:00以降 | 時価での売却 |
《取引履歴一覧上での反映イメージ》
同じ取引種類ですが、日時によって計算方法が異なります。
カスタム取引としてアップされる場合、2021年1月1日 0:00:00以降のチップについては、ご自身で記載いただいたPriceでの売却として認識します。もしくは、主軸通貨がクリプタクトの対応通貨、ならびに決済通過が法定通貨の場合、Price欄を空白にすると、時価での売却として計算されます。
例:2021年1月10日 10:00:00に友人に0.0001BTCをチップとして渡した
Timestamp | Action | Source | Base | Volume | Price | Counter | Fee | FeeCcy |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021/1/10 10:00:00 | TIP | 任意 | BTC | 0.0001 |
(空白 *1)
|
JPY | 0 | JPY |
(*1) 主軸通貨がクリプタクトの対応通貨、ならびに決済通過が法定通貨の場合、価格を空白にするとクリプタクトの時価情報が自動的に利用されます。