仮想通貨の現物の借入/返却の処理について、国税庁からの明確な指針がないため、今後指針が発表された際に異なる可能性はございますが、顧問税理士にも相談し、以下の通り処理をしております。
■借入(カスタムファイルの種類はBORROW)
時価での取得として、平均取得単価の計算に組みいれます。借入の際に損益は発生しません。
例)
1BTC=300万円で1BTC購入後、1BTC=500万円で1BTC借入した場合、お客様のBTCの平均取得単価は((300万*1)+(500万*1))/2=400万円となります。
■返却(カスタムファイルの種類はRETURN)
(借入の価格-平均取得単価)*数量で損益を計上します。
例)
上記の例で借り入れたコインを返却した場合、(500万-400万)*1=100万円の利益ということになります。残り1BTCについては平均取得単価が400万円として残ります。
※借入してから返却の間に借り入れている通貨の取引をすると、当然平均取得単価が変わるため、返却時の損益は変わります。
この計算方法は仮想通貨に限らず、借りたものを返す際の会計上の処理にならって対応しております。
借入/返却の履歴について、カスタムファイルでのアップ方法はこちらをご確認ください。