FTXにおけるUSDステーブルコイン入出金をUSDの売買とすることについて

 

免責

利用規約にあります通り、以下に書かれた内容についきまして、クリプタクトは一切責任を負いません。また、今回の内容はあくまで一般的な取扱いについて述べたものであり、個別の状況は加味しておりません。税務上のご不明点につきましてはご自身の税理士にご確認くださいますようお願い致します。

 

損益計算におけるFTXのUSDステーブルコインの入出金の課題

FTXにおいて、USDステーブルコイン(USDT以外)を入金すると、内部的にUSDと扱われ、区別がされない状態にあります。また、出金時は、ユーザーの指定したステーブルコインとして出金が可能です。

 

このため、例えば「FTXにUSDCを送金、その後のTUSDを出金」ということが可能となり、帳簿上コイン数量に不整合が発生し、その後TUSDを使用した場合に帳簿画面にて未分類取引が発生することになりました。

 

クリプタクトにおける対応

この不整合に対応するため、顧問税理士とも協議した結果、FTXのUSDステーブルコインの入出金について以下の対応をすることとなりました。

  • FTXへのUSDステーブルコイン(USDT以外)入金は、ステーブルコインからUSDへの換金とする(ステーブルコインを売ってUSDを得る)
  • FTXからの、USDステーブルコインを指定した出金は、USDからステーブルコインへの換金とする(ドルを売ってステーブルコインを得る)

これらの対応は、取引履歴アップロード画面にて、Deposits, Withdrawals のそれぞれの履歴をアップロードすることで自動対応されます。

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※ステーブルコインの数量齟齬についてカスタム取引でアップしている場合

本件2021年3月5日のアップデートとなりますが、発生していたステーブルコインの数量の齟齬についてカスタム取引で登録されていた場合、DepositsとWithdrawalsの履歴をアップすることで、二重計上となってしまうかと存じます。

お手数ですが、DepositsとWithdrawalsをアップする場合、以下手順をご確認いただきながら、該当のカスタム取引の削除をお願いします。

 

《対応方法》

1.「取引履歴追加」の左側にあるダウンロードアイコンをクリック

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2.登録されているアドレス宛に届くダウンロードリンクをクリック

 

3.その時点でアップされている全カスタム取引(個別取引追加で入力していただいた分や、未分類取引解消ウィザードより入力いただいた分を含む)が記載されているカスタムファイルがダウンロードされます。

ダウンロードされたカスタムファイルより、該当取引を削除してください。

 

4.完了後「上書き」モードで編集していただいたカスタムファイルをアップロードください。

なお、上書きされた場合、過去の取引データを復元することは出来かねますので、ご注意ください。

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※2019年以前のカスタムファイルを再アップロードすることにより、プランのアップグレードが求められた場合、アップグレード前に以下までお問い合わせください。