こちらのヘルプページでは、カスタムファイルで簡便法での記載方法をご紹介しております。
1. 簡便法とは
ブロックチェーンゲームでは、ゲーム内通貨の取得や使用が頻繁に行われることが多く、取引のたびに評価することは煩雑と考えられるため、年末に一括で評価する「簡便法」で雑所得金額を計算する方法も国税庁「NFTに関する税務上の取扱いについて(FAQ)」で紹介されています。詳細は、国税庁FAQ(問8参照)をご確認ください。
簡便法での雑所得の計算方法
1. ゲーム内通貨の所得金額=「その年の12月31日に所有しているゲーム内通貨の総額」-「その年の1月1日に所有していたゲーム内通貨の総額」-「その年に購入したゲーム内通貨の総額」
2. 雑所得の金額=上記1で求めた、「ゲーム内通貨の所得金額」×「暗号資産の換算レート(年末時点: 12月31日23:59時点)」
※ゲーム内通貨が暗号資産と交換できないなど時価の算定が難しい場合には、雑所得の金額は0円とすることができると理解しております。
※その年の途中でゲーム内通貨を暗号資産に交換した場合は、交換により取得した暗号資産の価額を雑所得に加算します。
2. カスタムファイルの記載方法
お客様ご自身の口座間での入出金は残高や損益に影響はなく、計算対象ではなく、記載の必要はございません(但し手数料を除く)。なお、国税庁が示した簡便法は「報酬」についての記載はありますが、支払った場合の記載は確認できないため、このヘルプページでは「報酬」を簡便法でアップする方法をご案内いたします。
例)1月1日時点で10枚のPolygonを保有しており、期中で50枚のPolygonを購入、12月31日時点で100枚のPolygonを保有していた場合
▼10 枚のPolygonの取得履歴がまだクリプタクトにアップされていない場合は、1月1日時点で10枚のPolygonの取得履歴を「BUY(購入)」としてアップする。
日時 | 種類 | ソース | 主軸通貨 | 取引量 | 価格 | 決済通貨 | 手数料 | 手数料通貨 | コメント |
取引日時 | BUY | 任意 | MATIC | 10 | 空白(※1) | JPY | 0 | JPY | 任意 |
(※1)主軸通貨がクリプタクト対応コインで、決済通貨が法定通貨の場合、クリプタクトの時価を参照します。(決済通貨は必ずJPYなどの法定通貨を選択。)対応コインではない場合、自身で調べて記載してください。
▼年の途中に50枚のPolygon購入し、最終的に12月31日時点での保有枚数が100枚の場合は、40枚分(100-10-50)を報酬としてBONUSとして履歴をアップする。
日時 | 種類 | ソース | 主軸通貨 | 取引量 | 価格 | 決済通貨 | 手数料 | 手数料通貨 | コメント |
取引日時 | BONUS | 任意 | MATIC | 40 | 空白 (※1) | JPY(※2) | 0 | JPY(※2) | 任意 |
(※1)主軸通貨がクリプタクト対応コインで、決済通貨が法定通貨の場合、クリプタクトの時価を参照します。(決済通貨は必ずJPYなどの法定通貨を選択。)対応コインではない場合、自身で調べて記載してください。
(※2)「決済通貨」、「手数料通貨」・・必ず法定通貨を入力ください。「手数料」が仮想通貨で発生している場合は、別途LOSS(損失計上)の履歴をアップください。